共働きの私たちにとって、車は2台必要です。通勤だけでなく、子どもの送迎や仕事時間のズレにも対応しなければならないからです。これらは問題ではなく、私たちの生活の一部です。これまでに新車のPeugeotを3台購入してきました。我が家のメインカーは2024年のハイブリッドPeugeot 5008でした。そして私は通勤用のセカンドカーを探し始めました。
BMW X7：6ヶ月間の使用レビュー
車
BMW X7に初めて出会ったのは2024年10月でした。正直に言うと、それまでこの車については全く知りませんでした。どんな特徴があるのか、見た目、性能…何も知らずにディーラーで初めて見たんです。試乗を2回してから購入を決意しました。そして今、約6ヶ月・5,000キロを走行しました。長い時間ではありませんが、購入を検討している方や、ちょっと気になっている方の参考になればと思い、体験を共有したいと思います。
BMW X7との最初の出会い
新車の良いところは保証があることです。これまでの3台ではボンネットを開けたことすらありませんでした。年1回のメンテナンスだけで済んでいました。しかし今回の調査中に私は考え方を変えました。新車予算にこだわるのではなく、少し古くても上のクラスの車を探すようになったのです。友人の勧めで、有名な中古車ディーラーのウェブサイトをチェックし始めました。そこにはメルセデス、アウディ、ボルボ、BMWなど多くの選択肢がありましたが、特にドイツの3大ブランドがメインでした。
ネットだけでは決めきれず、直接店舗へ行きました。そこで初めてX7に出会いました。2019年式の真っ白な車で、人生で見た中で一番大きな車でした。もちろん色々な車に乗ったことはありますが、こんなに巨大な車に乗ったのは初めてでした。運転席に座った瞬間、その大きさと幅の感覚が一気に伝わってきました。通常、車内からはボンネットは見えませんが、この車は高すぎて、前方の視界に大きくボンネットが入ってきたのです。
購入前にCarFaxレポートを確認しました。事故歴なし、問題なし、保険請求もなし。この車はスウェーデンで新車として購入された後、私が購入しました。
車両の特徴
私が購入した車の正確なモデルは、BMW X7 xDrive30d Shadowline M-Sport Packageです。シャーシコードはG07です。ここに車の全仕様を載せる代わりに、車に詳しくない人や技術的な詳細にこだわらない私のような人たちのために、特徴を簡潔かつ明確にリストアップしたいと思います。
- モデル: BMW X7 xDrive30d
- 駆動方式: 四輪駆動
- 0-100 km/h: 7秒
- 最高速度: 227 km/h
- エンジン出力: 261馬力
- 燃料: ディーゼル
- 燃費: 6.0-8.0L/100km
- 燃料タンク容量: 80リットル
- タイヤ: 275/50R20
- トランスミッション: 8速
- 車両重量: 2,379 kg
- 長さ: 5,151 mm
- 幅: 2,000 mm
ドライビングと体験
最初に車をテストドライブに出す前に、まずガレージに入るかどうかを確認しようと思いました。結局のところ、車がどんなに気に入っても、ガレージに入らないなら買う意味がありません。おそらくガレージが小さいからだと思いますが、他の車ではこんな問題は一度も経験したことがありません。誇張しているわけではありませんが、サイドミラーを折りたたまないと車を入れることができませんし、左右には指4～5本分のスペースしかありません。ガレージに車を無事に入れた後、私はそれを購入しました。
調整期間は他の車と同じです。ボタンの位置やステアリング、運転経験など、時間をかけて慣れていきます。しかし、最初のドライブで最も印象的だったのは360度パーキングアシスタントとカメラの品質です。フランス車を運転した後では、前後のカメラは本当に目立ちます。また、衝突反応も素晴らしいです。駐車時に衝突を防ぐために自動でブレーキがかかります。
この車は自動で駐車できます。何度も試しました。もちろん、常に操作を監視する必要がありますが、これまで問題はありませんでした。駐車に関連するもう一つの素晴らしい機能は、自動パーキング出口です。車は駐車したときと同じ方法で駐車スペースを出ます。特に縦列駐車後に便利ですが、周囲の車が頻繁に変わるため、私にはあまり実用的ではありません。
長距離のドライブに二回行ったことがあります。BMW X7はエアサスペンションを搭載しています。スプリングサスペンションから切り替えた後、まるで長距離バスに乗っているかのような感覚になりました。どれだけ長く運転しても、身体的に余計に疲れることはありません。道のりで過ごした時間からのみ疲れを感じます。
もう一つ気に入っている機能は、車をリモートで温めたり冷やしたりできることです。この機能はキーやMy BMWアプリから起動できます。さらに、前席と後席にはヒーティング機能もあります。冬の零下の気温で、私たちは前席で快適に温かく過ごしていましたが、後席の子供たちはレザーシートで冷えていたのが気になっていましたので、この機能は大変ありがたかったです。
車のすべてのシートは自動です。上部と下部のテールゲートも自動です。シートとテールゲートはコックピットから操作できます。また、トランクには2つのボタンがあります。一つは最大の乗客モード用、もう一つは最大の貨物モード用です。これらのボタンを押すと、車が自動でシートを折りたたんだり展開したりします。
まだキャラバンは持っていませんが、BMW X7には標準でトウヒッチが付いています。ボタンでトウヒッチを隠すことができます。
私は通常、ECO PROモードを使用して燃料を節約します。SPORTとCOMFORTモードもあります。市街地では、満タンで最大800km走行できます。高速道路では1,000kmを見ることができました。これらはすべてフルタンクのディーゼルでの距離です。
車のサウンドシステムはハーマンカードンです。素晴らしいです。また、X7にはBang & Olufsenのシステムを搭載したモデルもあります。私は音量を最大にするとかなり不快に感じます。簡単に耐えられる音ではありません。
これは強調しきれませんが、車の音の遮音性を示す例を挙げます。建設機械が物を壊していた場所で、窓を閉めると車内は完全に無音になりました—本当に感動しました。道路でも非常に静かです。
自動運転機能は非常に便利です。5～10秒ごとにステアリングホイールを触って、自分がまだ車に乗っていることを示す必要があります。さもないと、ステアリングホイールが警告のために点灯し、車がビー音を鳴らします。また、手動運転中に車線を外れると、ステアリングホイールが振動して警告を出します。
安全面では、緊急ブレーキシステムを一度だけ体験しました。低速でコーナーを曲がると、車のレーダーが歩行者を検知して急ブレーキをかけました。少なくとも、システムが機能することをテストできました。
車の重さが約2.5トンあるにもかかわらず、素晴らしい加速を持っています。前方が少し持ち上がり、快適な発進を提供します。500～600馬力の車に乗ったことがありますが、もちろんそれらとは比較できません。それでも、その大きさに対しては十分な加速性能を持っています。しかし、この車でレースモードに入ることは無駄です。私はスピードが好きなタイプではないので、その加速の速さは私にはあまり重要ではありません。
このモデルのサンルーフは3つのセクションに分かれています。パノラミックガラスルーフです。ドライバーと前席の乗客用のボタンは同じですが、後席の上のトランクエリアには別のボタンがあります。
Shadowlineパッケージが装備されているため、追加の機能が備わっています。これにより、車の外観が素晴らしくなります。内部には、青、赤、緑、テラコッタ、白のアンビエントライトオプションがあります。これらのLEDライトは明るさを調整できます。
購入の理由…
BMW X7のメリットについてお話しましょう。
- 真のファミリーカー： 4人家族にとって、この車には非常に満足しています。トランク容量は驚くほど大きく、快適で静かで、2人の子供が別々の後部座席で快適に眠るのに十分なスペースがあります。まるでキャラバンを改造した車です。
- 高いトラクションと四輪駆動： 雪道、氷道、雨天時でも、そのサイズと四輪駆動のおかげで問題ありません。
- 小型エンジンで燃費が良い： 4.0リッターおよびM50モデルと比較して、3.0リッターエンジンを搭載したBMW X7は燃費が良いです。 100kmあたり8リットルという燃費は、かなりリーズナブルです。
- 遮音性： 長距離ドライブでも快適に眠ることができます。シートは広々としていて快適で、ヒーターも搭載されています。お子様が眠れるよう、独立したシートも用意されています。
- Harman Kardonの品質： サウンドシステムは非常に優れています。
- 高品質の素材： 車内のどこを触っても、職人技と素材の品質は最高レベルです。インテリアの雰囲気からシートの張り地、コックピットのボタン、パノラミックルーフに至るまで、すべてが高品質な素材で作られています。
購入しない理由…
BMW X7の欠点についてお話しましょう。
- 高価な装備： 冬用タイヤが4本で1,500ユーロかかります。もちろん夏用タイヤはもっと安いですが、2本で2,500ユーロ以上かかります。
- 非常に大きい： この車は不格好だとは言いませんが、非常に大きいです。知り合いが初めてこれを見た時、「もっと大きいのなかったの？」などと色々冗談を言っていたので、独身者や子供のいない家庭にとっては、少し不必要な情報かもしれません。
最後に
Apple CarPlayについても触れておきたいと思います。この問題はどの車にも存在すると思います。私が初めて遭遇したのはプジョー5008だったので、最初はプジョー5008特有のものだと思っていました。例えば、運転後に車を停車させたとします。エンジンを切り、携帯電話を車内に残します。お店に水を買って戻ってきました。車に戻ると、車からApple CarPlayを操作できなくなりました。曲を変えたり、電話をかけたりもできません。音楽は流れますが、車は携帯電話を操作できなくなってしまいます。携帯電話を車から取り外し、再度接続する必要があります。
結論
今のところ、この車には満足しています。慢性的な問題について調べることなく、CarFaxのレポートだけを頼りに購入しました。いずれ買い替えるので、ずっと乗り続ける車ではありません。最初の車は6,000ユーロで購入しました。その後、25,000ユーロ、45,000ユーロ、そして最終的にX7には60,000ユーロと徐々に金額が上がっていきました。将来的には、さらにお金を貯めて、もっと新しい、違うモデルを購入する予定です。すべてがうまくいけばの話ですが。
BMW X7に関するよくある質問
- BMW X7は購入する価値がありますか？
- BMW X7の燃費はどうですか？
- BMW X7の中古市場はどうですか？もう一度売ることはできますか？
- BMW X7は大きいですか？
それは人によって、そしてそれぞれのニーズによって異なります。この大型車は、4人以上の家族に適していると思います。しかし、一人では買えないというわけではありません。大型車が好きな人なら誰でも購入して、運転を楽しむことができます。
私は3.0Lディーゼルエンジンに乗っているので、燃料費はあまりかかりません。財布に負担がかかりません。ただし、4.0LとM50モデルは燃費が高くなります。
まだその段階ではありませんが、個人的な意見としては、特にドイツ車やX7のような高級車は売れやすいと思います。
とても大きいです。他の車を見下ろしながら、はしごを登って乗り降りするような感覚で運転したいなら、この車はまさにうってつけです。
